
山口県下関市からのお客様より、バイク用の度付き調光サングラスのご相談です。
ジムカーナの競技者でもあるお客様からのご要望は、とにかく視野の広いサングラス。
室内や夜間でも使用できるよう調光レンズでの作成を希望されました。

「ジムカーナ」とは、一般公道とは隔離された広い駐車場のような舗装路面で行われるタイムトライアルです。
レースのようにコース上に何台ものクルマが走って競い合うのではなく、単独でタイムアタックを行い順位を競います。

コース設計はパイロンで作られており、コースを横目で視認することも多く、よりタイムを短縮するためのコース取りがカギとなります。

そのため、コースを見渡せる広い視野が必要で、横目で見てもフレームが視野に入らない、もしくは気にならないことが条件でした。
この度付き調光サングラスを作成するにあたって大きな弊害がありました。
それは、「プリズム補正メガネ」であること。

プリズム補正メガネとは、斜視や斜位によって起こる視線のズレを補正する特殊なメガネです。
お客様は普段からこのプリズム補正メガネを使っており、今回の度付きサングラスにも同じようなプリズム補正を行う必要がありました。

オークリーなどのスポーツサングラスは、一般のメガネと異なりお顔を包み込むようなハイカーブ設計になっています。
ハイカーブ設計のサングラスにもプリズム補正は可能ですが、補正値によってレンズの厚みがだいぶ変わってきます。
お客様の補正値では内側に5mm以上の厚みが出るため、ハイカーブ設計のサングラスではレンズが厚すぎて実用的ではありませんでした。

そこでご提案したのが、ルディプロジェクトの「デルタビート」。
二眼式のスポーツモデルで、強度数に対応したオプティカルドックを装着することでカーブの浅い度付きレンズの作成が可能となります。
縦横と大きなレンズであるため、広い視野が確保できます。
オプティカルドックの影響で横目の視野が少し狭くなりましたが、お客様的には許容できる範囲でした。

フレームにも充分厚みがあるため、思った以上にレンズの厚みも目立たなく、お客様の理想に近い仕上がりとなりました。
仕上がりをとても楽しみにしていたお客様✨
想像以上の仕上がりに大変喜んでいただけました。
喜んでいただき私も嬉しいです⭐︎
このサングラスで、もっと楽しんでくださいね!!
この度はありがとうございました!!

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